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特別寄稿 ”われら団塊S”   俊水
乞フ許シ無沙汰ノ詫ビ状

 永田大兄ご指摘ご賢察の通り  われら団塊s(だんかいズ)は2007年の春より順次大量定年退職の時代を迎える、最初のピ−クは昭和22年と23年生れの永田師  その他おまけの小生ら属す団塊一期生にブチ当たる。
なんと! 来年じゃないか。
生産力と消費力とを共に強力に持った団塊世代のなかでも、飛び抜けて有能リッチと自賛する一期生。配偶者ともども1500万人が一気に現場と市場から消えるのである。加えていまいましき少子化とやらで若年の職能現場新規参入者は減少を続けているから、産業界全体の基礎体力は脆弱化が進む。
今年に入って上向いたといわれる景気も、来年後半には給与生活に決別してリ−ンな暮らしを始めることになるわれら団塊sの購買力低下とあいまって経済は再び下落の一歩をたどる、もはや疑いなし。
 国は増税策以外に有効な税収の手がないと、すでに匙を投げた。
一時代を担って走り終え、今ハッピ−リタイヤとなるべきわれら団塊sを東京ド−ムに集め、薬玉(くすだま)を大仰に割って、
「ド−モ~ゴクロサ−ン」と大盤振る舞いしてくれるはずだった年金割り当て用の原資が底を割り  回復の見込みなしと言うのだ。
「シャチョ−話しが違うぞ−」と声を上げるのだが、シャチョ―はこの秋腹心の風邪気味感冒  いやカンボ−チョ−カンに後のイロイロゴタゴタ託して引退すると言う。
「シャチョ−あんたの年金も無いぞ−」
  これでは  ロ−ゴが立ち行かない、座って過ごせと言うのか  怒れ!キンロ−シャ 許すな大増税!  ワシらの年金を返せ−!オジサンは怒ったぞ、今こそ立ち上がれ団塊s! もはやこの国の無策の為政者と、かつてわれら団塊sの庇護のもと ぬくぬく育ったニ−ト達は、先頭で働き戦いそして傷つき疲れたわれら団塊sに対し「お疲れ様でした」のたった一言 掛ける意思も能力も勇気も意地さえもなくしたのだ。
  何故?  あんなに経済を発展させたのに 超一級の技術も確立させたのに … 何故?
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