フェーズ |
具体的事象等 |
保全・回収手段、手続き |
通常取引中 |
- 取引先の「変化」や「異常な動き」を察知するよう努める

- 取引基本契約(保証約定付)を締結する
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1.取引先に異常な兆候
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- 突然の支払日変更、乱れ
- 支払条件の悪化
- 主力銀行の突然の変更
- ブラックルーマー(悪い噂)の発生
- 注文量の急増
- 担保権設定状況の変化
- 幹部社員が相次いで退職
- 社内の雰囲気
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- 情報の真偽を確かめる
- 調査会社による調査の実施
- 債権限度を見直す
- 決済条件の短縮化を交渉する
- ファクタリング根保証の設定
- 出荷、受注制限をする。契約解除をする
- 担保(人的、物的)を要求する
- 仕入可能な商品を仕入れ相殺する
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2.債権が焦げ付きそうになったとき
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- 約束した支払日に支払が無い
- 支払猶予の申し出
- 理由の無い滞留債権の発生
- 手形の書替(ジャンプ)の要請
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- 「残高確認書」発行、回収
- 「支払覚書」を書いて貰う
- 「一部支払」をして貰う
- 内容証明(配達証明付)による催促
- 売掛金を手形化する。
- 新手形に社長個人の裏書をして貰う
- 売掛金を貸金化する
- 「債務承認弁済契約」等
- 「支払督促」の申立
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3.取引先が倒産に瀕したとき |
- 支払の長期猶予の申し出
- 事業の停止
- 経営者が行方不明
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- 相殺の可否を確認する
- 「譲渡担保契約」
- 「債権譲渡」を受ける
- 「代理受領」をする
- 納入商品の引揚げ
- (最後の手段)一部債権放棄して回収
- 債務引受弁済契約
- 取引先の債権、物権仮差押
- 仮処分
- 示談(裁判外の和解)
- 裁判所に訴えを提起する
- 強制執行
- 債務者の財産を適正に維持する為の制度
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4.精算、貸倒事務処理 |
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